時計に消毒液や洗剤を使う前に確認したい素材と取扱方法

手入れ・保管をやさしく読む

時計へ消毒液や洗剤を使う前に、ケース、ベルト、色の加工、風防の膜へ合うかを確認します。防水という表示は、全ての薬品へ耐えるという意味ではありません。

1. 消毒液や洗剤の使用のポイント

アルコール、漂白剤、溶剤などは、樹脂や革、塗装を変化させる場合があります。家庭で使う製品だから時計にも使えるとは決めず、メーカーの手入れ案内を基準にします。

消毒液や洗剤の使用を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 消毒液や洗剤の使用を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

付いてしまったときも、別の薬剤を混ぜたり、強く磨いて落としたりしないようにします。使った物と変化した場所を記録し、分からなければ相談します。日常の汗や汚れは、まず素材に合う基本の方法で扱います。

時計へ消毒液や洗剤を使う前に、ケース、ベルト、色の加工、風防の膜へ合うかを確認します。

2. 薬品は素材ごとに扱いを確認する

アルコール、香水、化粧品、洗剤などは、時計の樹脂、革、色の加工などへ影響する場合があります。水に強いことと、薬品に強いことは別です。素材ごとの注意を読みましょう。

薬品は素材ごとに扱いを確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 薬品は素材ごとに扱いを確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

何でも除菌用の液で拭くのではなく、時計が案内する方法を使います。付着したときも、別の薬剤を混ぜて落とさないようにします。汚れ、色落ち、べたつきなどが続くなら、型番と使った物を伝えて相談します。

「接した物と外装の素材」を確認することがポイントです。

3. まず柔らかい布で汚れを取る

日常の手入れは、時計の案内に合う柔らかい布で、汗や汚れをやさしく取ることが基本です。硬い砂などが付いたまま強くこすると、表面に傷を付ける場合があります。

まず柔らかい布で汚れを取る。代表的な時計を例に示した図です。
図3 まず柔らかい布で汚れを取る。代表的な時計を例に示した図です。

布を使う作業と、研磨剤で削る作業は別です。色の加工やコーティング、革の部分へ同じ方法を使わず、素材別に確認します。洗う場合は、防水表示だけでなく現在の状態と、洗い方の可否まで確かめましょう。

「拭く方法と素材」を確認することがポイントです。

4. 素材と表面の仕上げを分ける

ステンレスやチタンは素材の名前です。鏡のような光沢や、細い筋目などは、表面の仕上げを表します。同じ素材でも、仕上げによって光の反射や見た目が変わります。

素材と表面の仕上げを分ける。代表的な時計を例に示した図です。
図4 素材と表面の仕上げを分ける。代表的な時計を例に示した図です。

傷を減らすために磨くと、面の形や筋目まで変わる場合があります。汚れを拭く作業と、表面を削る研磨は分けて考えましょう。色の加工や刻印がある部分は、修理する前に範囲を確認します。

「もとの素材と仕上げ」を確認することがポイントです。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「接した物と外装の素材」、次に「拭く方法と素材」、最後に「もとの素材と仕上げ」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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