正規輸入品と並行輸入品の違い

時計を買う前の基礎知識

正規輸入品と並行輸入品は、主に国内へ入る販売経路の違いを表す言葉です。正規の国内ルートを通るか、それとは別の経路で輸入されるかを分けて考えます。

1. 輸入経路の違いのポイント

保証の窓口、説明書、仕様、付属品、修理の条件が異なる場合があります。真贋(しんがん)という本物かどうかの確認は、輸入経路とは別の項目です。商品の状態と販売店の説明も確認しましょう。

輸入経路の違いを理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 輸入経路の違いを理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

同じシリーズでも販売地域で型番が違う場合があります。国内で受けられるサービスと、誰が保証するかを具体的に聞きます。価格だけでなく、届く物と購入後の条件を同じ表へ並べて比較します。

正規輸入品と並行輸入品は、主に国内へ入る販売経路の違いを表す言葉です。

2. 説明と写真を同じ型番で確認する

購入先を見るときは、時計の型番、状態、付属品、検査や修理の説明がそろっているかを確かめます。別の色や似たモデルの写真が、実際に届く時計を示すとは限りません。

説明と写真を同じ型番で確認する。代表的な時計を例に示した図です。
図2 説明と写真を同じ型番で確認する。代表的な時計を例に示した図です。

問い合わせ先、支払いや配送、受け取った後の不具合の連絡方法を確認します。分からない点は購入前に聞き、回答も残します。安さや評価の数字だけで決めず、その一品の情報と販売条件を合わせて判断しましょう。

「その時計の情報と販売条件」を確認することがポイントです。

3. 保証の範囲と使い方を読む

保証は、決められた期間と条件の中で、不具合などへ対応する約束です。落下、消耗品、外装、電池などが同じ扱いとは限りません。対象と対象外を、購入した時計の書類で確認します。

保証の範囲と使い方を読む。代表的な時計を例に示した図です。
図3 保証の範囲と使い方を読む。代表的な時計を例に示した図です。

メーカー保証と販売店の独自保証は、窓口や内容が違う場合があります。必要な購入証明、保証書、登録も確認しましょう。期間や条件は販売経路でも変わるため、古い一般情報だけでなく、手元の契約内容が基準です。

「保証の相手と適用条件」を確認することがポイントです。

4. 末尾の文字まで見る

同じ形のケースでも、文字盤やベルトの色が違うモデルがあります。型番の最後の文字や数字で、その違いを分けることもあります。途中まで同じだから同じ時計、とは限りません。

形が似ていても、色と型番が違う例です。型番はどちらも架空のものです。
図4 形が似ていても、色と型番が違う例です。型番はどちらも架空のものです。

ハイフンの位置、数字の0と英字のOなど、似た文字にも注意します。検索するときは、読めた範囲を記録し、不明なところを勝手に決めないようにしましょう。写真を拡大する方法も役立ちます。

短く省略せず、最後の文字まで確かめます。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「その時計の情報と販売条件」、次に「保証の相手と適用条件」、最後に「末尾の文字まで見る」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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