日常生活用防水と強化防水の違い

使用前の確認ポイント

日常生活用防水は、雨や洗顔時の飛まつなどを想定する区分です。強化防水では、より広い用途が案内される場合があります。呼び名だけで水泳や潜水まで使えると決めないようにします。

1. 日常生活用の防水のポイント

5気圧、10気圧、20気圧などの表示と、メーカーの用途表を合わせます。例えば同じ5気圧でも、製品の案内する使い方を確認することが大切です。古い一般表だけで判断しません。

日常生活用の防水を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 日常生活用の防水を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

本体の仕様だけでなく、革ベルトなどの条件と現在の状態を見ます。用途表で認められない使い方へ広げず、不明なら型番を伝えて相談します。入浴への対応は水泳とも別に調べましょう。

日常生活用防水は、雨や洗顔時の飛まつなどを想定する区分です。

2. 水に使う前に用途を確認する

防水の数字は、時計をどんな場面で使えるかと合わせて読みます。水泳、素潜り、空気ボンベを使う潜水は、同じ条件ではありません。数値の換算だけで用途を広げないようにします。

水に使う前に用途を確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 水に使う前に用途を確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

リューズの位置やロック、ベルトの素材、現在の時計の状態も確認します。水中操作を認める専用機種の例外もあるため、ボタンの可否は別に調べます。古い時計は、使う前に点検の可否を相談しましょう。

「用途・操作・現在の状態」を確認することがポイントです。

3. すき間をふさぐ部品も点検する

パッキンは、裏蓋やつまみなどのすき間をふさぐ部品です。長く使うと硬さや形が変わる場合があります。防水の表示がある時計でも、現在の密閉状態は別に確かめます。

すき間をふさぐ部品も点検する。代表的な時計を例に示した図です。
図3 すき間をふさぐ部品も点検する。代表的な時計を例に示した図です。

電池交換や修理を頼むときは、パッキンの点検と、必要な防水検査の範囲を聞きましょう。水を入れて自分で試す必要はありません。ひび、曇り、部品の緩みなどの変化があれば、その状況も伝えます。

「密閉する部品と点検の履歴」を確認することがポイントです。

4. 革は水と汗を残さない

革ベルトは、水分や汗を残したままにすると傷みが早まる場合があります。表と裏の素材や加工を確認し、使った後は案内に沿って水分を取り、風通しのよい場所で休ませます。

革は水と汗を残さない。代表的な時計を例に示した図です。
図4 革は水と汗を残さない。代表的な時計を例に示した図です。

熱い風で急に乾かしたり、どの革にも同じクリームを塗ったりしないようにします。本体が防水でも、革ベルトの使用条件は別です。穴の周り、折れる部分、固定部に裂けや弱りがないかも確かめましょう。

「革の水分と傷み」を確認することがポイントです。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「用途・操作・現在の状態」、次に「密閉する部品と点検の履歴」、最後に「革の水分と傷み」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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