腕時計を長期間使わないときの準備

駆動方式別に確認すること

時計を長く使わないなら、汚れと水分を取り、動力に合う保管方法を確認します。機械式、電池式、ソーラーでは、止まり方と再び使うときの準備が違います。

1. 長く使わない前の準備のポイント

電池式は止まった後の放置、ソーラーは暗い場所での充電低下、機械式は次に巻く方法を調べます。つまみを引けば全ての時計の電池管理が解決する、といった共通の方法は使いません。

長く使わない前の準備を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 長く使わない前の準備を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

保管した日、現在の状態、次に確認する日を残します。箱や付属品は時計と対応が分かる形にします。久しぶりに使うときは、電源だけでなく、ベルト、時刻、日付、必要な機能を見直しましょう。

時計を長く使わないなら、汚れと水分を取り、動力に合う保管方法を確認します。

2. 安全な場所へ置いて保管する

外した時計は、落下やほかの時計との接触を避けて置きます。高温、多湿、磁石や薬品の近くなどは、機種の注意を確認します。柔らかい仕切りで分けると、ぶつかる傷を減らせます。

安全な場所へ置いて保管する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 安全な場所へ置いて保管する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

長くしまうときは、電池式、ソーラー、機械式で必要な管理が違います。ソーラーなら光と充電、電池式なら停止後の放置、機械式なら再び使うときの始動を調べます。保管日と確認する日も残しておきましょう。

「保管環境と動力別の管理」を確認することがポイントです。

3. 何の力で動くかを調べる

機械式、クォーツ、ソーラーなどの言葉は、時計のしくみや電源を知る手掛かりです。機械式はゼンマイの力を使い、クォーツは電気と水晶のリズムを使います。

ゼンマイを使う時計と、電気を使う時計を分けて見ます。
図3 ゼンマイを使う時計と、電気を使う時計を分けて見ます。

ソーラーは光から電気をつくる方法で、よくあるソーラー時計もクォーツの仲間です。巻き方、電池の交換、充電のどれが必要かを考えると、毎日の使い方が想像できます。

しくみの名前を、日々のお世話の方法につなげましょう。

4. 時計の記録を一か所へまとめる

型番、購入日、電池交換、修理、部品交換などの記録を、時計ごとにまとめます。書類に加え、作業前後の写真があると、いつどこが変わったかを確かめやすくなります。

時計の記録を一か所へまとめる。代表的な時計を例に示した図です。
図4 時計の記録を一か所へまとめる。代表的な時計を例に示した図です。

記録した日と、実際の作業日を区別して残します。分からない履歴を推測で埋める必要はありません。箱や説明書をしまう場所も控えておくと、修理や問い合わせ、時計を譲るときに探しやすくなります。

「型番と作業履歴」を確認することがポイントです。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「保管環境と動力別の管理」、次に「何の力で動くかを調べる」、最後に「型番と作業履歴」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

類似投稿