時計の電池には、どんな種類がある?

酸化銀・リチウム・充電できる電池の違い

時計の小さな電池は、どれも同じように見えるかもしれません。しかし、材料や使い方、形には違いがあります。見た目だけで選ばず、その時計に合う電池を使うことが大切です。

1. 小さな電池にも種類がある

時計には、丸くて平たいボタン形やコイン形の電池がよく使われます。大きさだけでなく、中の材料や電気の性質も違います。同じような形なら交換できる、とは限りません。

形の似た小さな電池でも、種類や仕様が違います。
図1 形の似た小さな電池でも、種類や仕様が違います。

電池に書かれた記号は、種類や寸法などを調べる手掛かりです。時計に必要な電池は、説明書や修理の案内で確認します。まず時計の型番を調べると、相談の準備がしやすくなります。

形だけでなく、指定された種類と番号を確認します。

2. 酸化銀電池とは?

酸化銀(さんかぎん)電池は、腕時計などに使われる小さな電池の一つです。SRから始まる記号が付いたものがあります。使っている間の電圧が、比較的安定していることが特徴です。

SRの記号は、電池の種類を調べる手掛かりになります。番号は例です。
図2 SRの記号は、電池の種類を調べる手掛かりになります。番号は例です。

電圧は、電気を送り出すはたらきの強さを表す目安です。細かな数値を覚えるより、時計が必要とする電池が決まっていることを押さえましょう。末尾の文字なども含めて適合を確かめます。

酸化銀電池にも、大きさや仕様の違いがあります。

3. リチウム電池とは?

リチウムを使う電池も、腕時計に使われます。CRから始まる記号のものなどがあり、機能や設計に合う種類が選ばれます。酸化銀電池と同じものとして扱わないようにします。

CRから始まる記号の電池の例です。時計への適合は別に確認します。
図3 CRから始まる記号の電池の例です。時計への適合は別に確認します。

どちらが優れているかを一つの順番で決めるのではなく、時計の設計に合っているかを見ます。入れられそうな大きさでも、違う種類の電池を無理に使わないことが基本です。

時計に合う材料や電気の性質まで含めて選ばれています。

4. 充電できる電池は、別に考える

使い切ったら交換する電池を一次電池、充電して繰り返し使う電池を二次電池と呼びます。ソーラー時計では、発電した電気をためるために、充電できる電池を使います。

使い切る電池と、充電して使う電池を分けて考えます。
図4 使い切る電池と、充電して使う電池を分けて考えます。

一次電池を、充電する時計に代わりとして入れることはできません。形を合わせるだけの交換は避け、対応する部品を確かめます。電池の交換は、時計店やメーカーへ相談しましょう。

使い切る電池と、充電する電池は、同じ扱いにしません。

5. 電池を選ぶ前に時計を特定する

説明書の「使用電池」などの項目に、対応する種類が書かれることがあります。時計の裏側や保証書から型番を調べ、正しい説明書を探しましょう。

時計の番号から、対応する説明書や修理の案内を探します。
図5 時計の番号から、対応する説明書や修理の案内を探します。

中の電池に見える文字だけで迷った場合も、型番と合わせて相談できます。古い時計では部品の用意が難しい場合もあるため、交換ができるか、防水の確認を含めて聞いておくと安心です。

時計の型番と、メーカーの指定を基準に確認します。

電池の名前をすべて覚える必要はありません。種類が違い、時計ごとに適したものがあることを覚えておきましょう。

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