クォーツ時計と温度の関係

精度を考えるときの基本

水晶のリズムは、周りの温度によってわずかに変わります。そのためクォーツ時計も、使う温度が精度に関わります。仕様の精度が、どんな条件で示された数字かを読みましょう。

1. クォーツと温度のポイント

腕に着けているときと、寒い場所や暑い場所へ置いたときでは条件が違います。温度の影響を小さくする工夫を持つ機種もありますが、どんな環境でも誤差がなくなる意味ではありません。

クォーツと温度を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 クォーツと温度を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

時計のずれを調べるために、冷凍庫や熱い場所で試す必要はありません。ふだんの使用温度と測定した期間を記録し、使える温度範囲を守ります。急な温度変化も避けて扱いましょう。

水晶のリズムは、周りの温度によってわずかに変わります。

2. 水晶は、同じリズムの目安になる

クォーツは、水晶(すいしょう)のことです。時計には、とても小さな水晶を使った部品が入っています。この部品は、電気の力で、ほぼ同じリズムで細かくふるえます。

水晶は、同じリズムの目安になる。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 水晶は、同じリズムの目安になる。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

たとえば、一定のリズムで手をたたくと、数をそろえて数えやすくなります。時計も、そろったリズムを時間を数える目安にします。水晶のふるえを、そのまま耳で聞くという意味ではありません。

水晶は、時間を数えるリズムの目安をつくります。

3. 長さだけで時計の性能を決めない

長く動く時計は、腕から外して置く時間があるときに便利です。ただし、動ける時間と、時刻がどれくらいずれるかは別の情報です。長く動くほど必ず正確、という意味ではありません。

動く時間と時刻の精度は、別の項目で確認します。数値は説明用です。
図3 動く時間と時刻の精度は、別の項目で確認します。数値は説明用です。

毎日使うのか、休みの日だけ使うのかを考えてみましょう。巻き方や時刻合わせの手間まで合わせると、使い方に合うかを判断しやすくなります。数字の大小だけでなく、生活とのつながりを見ることが大切です。

動く時間、時刻の精度、使う頻度を分けて考えます。

4. 型番から説明書を探す

メーカーの公式サイトには、説明書を探すページが用意されていることがあります。時計の型番や、中のしくみの番号を使って探します。何を入力するかは、そのページの案内を読みます。

時計で文字を確認し、対応する説明書を探す流れです。
図4 時計で文字を確認し、対応する説明書を探す流れです。

見つかった説明書では、リューズやボタンの数、表示の並びなども確認します。見た目の似た別モデルの説明書を、すぐ自分の時計のものと決めないことが大切です。

時計の番号と、説明書の対応を確かめてから読みます。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「水晶は、同じリズムの目安になる」、次に「長さだけで時計の性能を決めない」、最後に「型番から説明書を探す」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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