電波時計を海外で使うときの時差設定と受信の考え方

電波・GPSをやさしく読む

海外では、現地の時間帯と、時計が受けられる標準電波を別に考えます。世界時刻の表示機能があっても、その地域の電波を受信できるとは限りません。

1. 海外での電波時計のポイント

出発前に、ホーム都市を変えるか、ワールドタイムを使うかを決めます。現地の時差、日付、夏時間も確認しましょう。古い時計では、収録された地域情報と現在の制度が違う場合があります。

海外での電波時計を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 海外での電波時計を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

受信できない場所でも、一般的な電波腕時計は自分のクォーツで動きます。自動修正が働かない間は、必要に応じて手動で合わせます。帰国後に戻す設定もメモしておくと間違えにくくなります。

海外では、現地の時間帯と、時計が受けられる標準電波を別に考えます。

2. 都市ごとの時刻を確認する

ワールドタイムは、都市や地域を選び、その場所の時刻を表示する機能です。複数の都市が同じ時間帯にあるため、都市の数と時差の種類の数は、同じとは限りません。

都市ごとの時刻を確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 都市ごとの時刻を確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

別の地域を見る前に、基準のホーム時刻と日付を確かめます。都市の入れ替え機能がある場合は、ふだんの表示地域まで変わるかも見ましょう。相手の地域の日付と夏時間も一緒に確認します。

「基準の時刻と相手の日付」を確認することがポイントです。

3. 表示する地域を決める

ホーム都市は、ふだん表示する地域の時刻の基準になる設定です。住んでいる市そのものを選ぶとは限らず、同じ時差の地域を代表する都市を使う場合があります。

表示する地域を決める。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図3 表示する地域を決める。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

都市を選んだら、日付とサマータイムの設定も見ます。地域の制度で時差が変わる場合があるため、古い時計の都市一覧が現在と合うかも確認しましょう。別都市の一時表示と、ホーム都市は分けて考えます。

「都市・時差・日付」を確認することがポイントです。

4. サマータイムも別に確認する

サマータイムは、地域の制度に合わせて、表示時刻を進めるしくみです。使う地域や時期が決められています。時計が自動で切り替えるか、手動で合わせるかは製品ごとに違います。

サマータイムも別に確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図4 サマータイムも別に確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

ちょうど一時間ずれる場合などは、直接時刻を直す前に都市と夏時間の設定を見ます。ただし、一時間のずれが必ず同じ原因とは限りません。現地の確かな時刻と、機種の案内を照らし合わせましょう。

「夏時間の設定」を確認することがポイントです。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「基準の時刻と相手の日付」、次に「都市・時差・日付」、最後に「夏時間の設定」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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