フライバックとスプリットセコンドの違い

計時機能の基礎知識

フライバックは、計測中に一度の操作で針を戻して再計測できる機構です。スプリットセコンドは、重なった計測針の一方を一時停止させ、途中の時間を読める機構です。目的が違います。

1. フライバックとスプリットのポイント

フライバックは区間を続けて測るとき、スプリットセコンドは同時に始めた複数の時間などを比べるときに使います。途中で止めた針が、進んでいる針へ追い付く方式が代表的です。

フライバックとスプリットを理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 フライバックとスプリットを理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

機能を持たない時計で、計測中にリセットしてよいとは限りません。デジタルのスプリット表示とも構造は異なります。操作の順番と測れる範囲は、対象の説明書で確認しましょう。

フライバックは、計測中に一度の操作で針を戻して再計測できる機構です。

2. 時刻と経過時間を分けて読む

クロノグラフは、時刻表示にストップウォッチ機能を組み合わせたものです。今何時かという表示と、開始から何分たったかという計測は、別の仕事です。

時刻と経過時間を分けて読む。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 時刻と経過時間を分けて読む。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

中央の長い針が計測用で、小さな針がふだんの秒を示す場合もあります。どの針を読むか、止めてからゼロへ戻す手順、測れる時間の上限を確認します。ボタンの割り当ては説明書を見ましょう。

「時刻の針と計測の針」を確認することがポイントです。

3. 経過時間と残り時間を使い分ける

ストップウォッチは、始めてからの経過時間を数えます。タイマーは、先に決めた時間から残りを数えます。何分かかったかを知るか、一定時間で区切るかで使い分けます。

経過時間と残り時間を使い分ける。代表的な時計を例に示した図です。
図3 経過時間と残り時間を使い分ける。代表的な時計を例に示した図です。

設定できる単位、測れる上限、音や振動の知らせ方は時計ごとに違います。別の画面に戻しても動くか、ゼロの後に繰り返すかも確認します。必要な記録を残してからリセットしましょう。

「数え方・単位・終了後の動作」を確認することがポイントです。

4. 型番から説明書を探す

メーカーの公式サイトには、説明書を探すページが用意されていることがあります。時計の型番や、中のしくみの番号を使って探します。何を入力するかは、そのページの案内を読みます。

時計で文字を確認し、対応する説明書を探す流れです。
図4 時計で文字を確認し、対応する説明書を探す流れです。

見つかった説明書では、リューズやボタンの数、表示の並びなども確認します。見た目の似た別モデルの説明書を、すぐ自分の時計のものと決めないことが大切です。

時計の番号と、説明書の対応を確かめてから読みます。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「時刻の針と計測の針」、次に「数え方・単位・終了後の動作」、最後に「型番から説明書を探す」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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