金無垢・金張り・金メッキの違い
時計の金色の外装を知る
金無垢は、その部品自体に金の合金を使ったものです。金張りは金の層を重ねたもの、金メッキは表面へ金の薄い層を付けたものです。金色が同じでも構造は違います。
1. 金色の外装のポイント
18金などの表記は、合金に含まれる金の割合に関係します。ケースが金でも裏蓋や留め具が同じとは限りません。表記がどの部品を指すか、素材と加工の欄を確認しましょう。

層の厚みや下の材料、使用によって、傷や色の変化の出方は違います。金色だから金の層があるとも限りません。磨く前に、もとの材料と表面処理を調べて相談します。
金無垢は、その部品自体に金の合金を使ったものです。
2. ケースとベルトの素材を分けて見る
素材は、何で作られているかという意味です。ケースにステンレスやチタン、ベルトに革や金属などを使う時計があります。本体とベルトが、同じ素材とは限りません。

素材は、見た目、重さ、手入れの方法などに関わります。同じ銀色でも素材が違うことがあるので、色だけで決めないようにします。表面に施した加工の説明も、必要に応じて確認します。
本体の素材とベルトの素材を、別々に確かめます。
3. 素材と表面の仕上げを分ける
ステンレスやチタンは素材の名前です。鏡のような光沢や、細い筋目などは、表面の仕上げを表します。同じ素材でも、仕上げによって光の反射や見た目が変わります。

傷を減らすために磨くと、面の形や筋目まで変わる場合があります。汚れを拭く作業と、表面を削る研磨は分けて考えましょう。色の加工や刻印がある部分は、修理する前に範囲を確認します。
「もとの素材と仕上げ」を確認することがポイントです。
4. 裏側にも大事な情報がある
時計の裏側を閉じている部品が、裏蓋(うらぶた)です。時計の名前や型番、水への強さなどが書かれていることがあります。中の部品が見える透明な裏蓋もあります。

調べるときは、時計を外して文字を見ます。読みにくければ写真を撮って大きくすると便利です。裏蓋を開けなくても分かる情報があるので、まず外から確認しましょう。
表の顔だけでなく、裏側の文字も時計を知る手掛かりです。
5. 自分の時計で確かめよう
まず「ケースとベルトの素材を分けて見る」、次に「もとの素材と仕上げ」、最後に「裏側にも大事な情報がある」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。
言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。
一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。