時計の電池は、なぜ長持ちの時間が違う?

機能・使う回数・電池寿命の目安

電池式の時計でも、何年も動くものと、もっと短い期間で交換が必要なものがあります。違いは電池の大きさだけではありません。時計の機能や、どのくらい使うかも関わっています。

1. 電池の量と、使う電気で変わる

電池には、使える電気の量に限りがあります。一方、時計が動くために必要な電気の量は、設計によって違います。ためてある量と、使う量の両方で、動く期間が変わります。

電池にある量と、時計が使う量の関係を分かりやすくした図です。
図1 電池にある量と、時計が使う量の関係を分かりやすくした図です。

小さな電池を使っていても、少ない電気で動く時計なら長く使える場合があります。反対に、大きな電池なら必ず長持ちするとも限りません。製品の電池寿命を一緒に読みましょう。

入っている量だけでなく、使う電気の量も大切です。

2. ライトや音も電気を使う

画面を明るくするライトや、アラームの音なども、電池の電気を使います。いつも時刻を表示する仕事に加えて、便利な機能を使う分の電気も必要になります。

時刻表示のほかに、ライトや音にも電気を使います。
図2 時刻表示のほかに、ライトや音にも電気を使います。

どの機能が、どれくらい影響するかは時計ごとに違います。機能が多いからすぐなくなると決めるのではなく、説明書にある使用条件を見ます。自分の使い方と比べることが大切です。

よく使う機能と、寿命の目安の条件を比べます。

3. 使う回数も関係する

ライトを何度も点けるなど、機能を使う回数が多いと、目安より電気を使う場合があります。説明書には、ライトやアラームの使用回数・時間を条件として書くものもあります。

同じ機能でも、使う回数や長さで電気の使い方が変わります。
図3 同じ機能でも、使う回数や長さで電気の使い方が変わります。

機能を我慢することが目的ではありません。必要なときに使い、予想より早く減るときの手掛かりにします。設定したままのアラームや、意図せず点くライトがないかを見る方法もあります。

使用回数を知ると、残りが減る理由を考えやすくなります。

4. 保管中も、時計は動いている

腕から外していても、時刻を数えている時計は電気を使います。引き出しに入れて使わなかったから、電池がまったく減らないというわけではありません。

しまっている間も、動いている時計は電気を使います。
図4 しまっている間も、動いている時計は電気を使います。

長く使わないときの扱いは、製品の案内を確認します。自分でリューズを引けば必ず電池が長持ちする、と決めないようにしましょう。止まったまま長く置かず、電池の管理も相談できます。

使わない期間も、電池の状態を確認することが大切です。

5. 寿命は条件付きの目安として読む

商品説明に書かれた電池寿命は、決められた条件での目安です。すでに検査などで使われている電池が入っている場合もあるため、購入日から必ず同じ期間動くとは限りません。

寿命の数字と、その条件や注意書きを続けて読みます。
図5 寿命の数字と、その条件や注意書きを続けて読みます。

以前より極端に早く止まるなど、気になる変化があれば、使用する機能や交換した時期を記録します。電池以外の原因もあるため、使い方だけで判断せず、必要に応じて点検を相談しましょう。

数字だけを比べず、その目安が成り立つ条件も見ます。

時計の電池寿命は、電池・設計・使い方の組み合わせで決まります。まず自分がよく使う機能を振り返ってみましょう。

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