時計の防水性能と水深の数字

表示の意味を正しく読む

防水表示のmは、静かな条件の圧力に関係する表示として使われます。数字を見て、その深さならどんな使い方もできると考えないことが大切です。用途の案内と合わせて読みます。

1. 防水の数字と水深のポイント

水泳、素潜り、スクーバ潜水には、想定する動きや必要な機能に違いがあります。100mという一般防水の表示と、潜水用時計の100m表示を、同じ許可として扱わないようにします。

防水の数字と水深を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 防水の数字と水深を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

同じ数字でも時計の種類と説明書を確認します。パッキンや外装の状態も性能に関わるため、製造時の表示だけで今を保証できません。圧力の表記と使用する場面を、二つの欄へ書いてみましょう。

防水表示のmは、静かな条件の圧力に関係する表示として使われます。

2. 水に使う前に用途を確認する

防水の数字は、時計をどんな場面で使えるかと合わせて読みます。水泳、素潜り、空気ボンベを使う潜水は、同じ条件ではありません。数値の換算だけで用途を広げないようにします。

水に使う前に用途を確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 水に使う前に用途を確認する。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

リューズの位置やロック、ベルトの素材、現在の時計の状態も確認します。水中操作を認める専用機種の例外もあるため、ボタンの可否は別に調べます。古い時計は、使う前に点検の可否を相談しましょう。

「用途・操作・現在の状態」を確認することがポイントです。

3. すき間をふさぐ部品も点検する

パッキンは、裏蓋やつまみなどのすき間をふさぐ部品です。長く使うと硬さや形が変わる場合があります。防水の表示がある時計でも、現在の密閉状態は別に確かめます。

すき間をふさぐ部品も点検する。代表的な時計を例に示した図です。
図3 すき間をふさぐ部品も点検する。代表的な時計を例に示した図です。

電池交換や修理を頼むときは、パッキンの点検と、必要な防水検査の範囲を聞きましょう。水を入れて自分で試す必要はありません。ひび、曇り、部品の緩みなどの変化があれば、その状況も伝えます。

「密閉する部品と点検の履歴」を確認することがポイントです。

4. 型番はモデルを区別する目印

型番(かたばん)は、時計のモデルを区別するために付けられた文字や数字です。リファレンスナンバーと呼ぶメーカーもあります。同じシリーズの時計でも、型番が違う場合があります。

型番はモデルを区別する目印。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図4 型番はモデルを区別する目印。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

ただし、すべての時計で同じ場所に同じ形の型番が書かれるわけではありません。保証書や商品ページにある場合もあります。メーカーが案内する確認場所を見てみましょう。

型番は、その時計を詳しく調べるための目印です。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「用途・操作・現在の状態」、次に「密閉する部品と点検の履歴」、最後に「型番はモデルを区別する目印」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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