標準電波とは?時計に送られる時刻情報を知る

電波・GPSをやさしく読む

標準電波は、正確な時刻や周波数の基準を伝えるための電波です。日本ではNICTという研究機関が送信しています。電波時計は、電波に含まれる時刻情報を読み取ります。

1. 標準電波のポイント

時計の中のアンテナで信号を受け、回路が情報を時刻や日付へ置き換えます。ラジオの音声を聞くしくみとは違い、決まった形で送られる情報を使います。対応する周波数と方式が必要です。

標準電波を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 標準電波を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

日本向けの時計が、世界のすべての標準電波を受けられるとは限りません。機種の対応地域と送信所の運用情報を確認します。送信の休止と、自分の時計の不具合は分けて調べましょう。

標準電波は、正確な時刻や周波数の基準を伝えるための電波です。

2. 標準電波で時刻を合わせる

電波時計は、地上の送信所から届く標準電波を受信し、時刻や日付を合わせます。受信していない間も、一般的な電波腕時計は、中のクォーツのしくみで動いています。

標準電波で時刻を合わせる。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 標準電波で時刻を合わせる。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

どの地域の電波に対応するかは、機種によって違います。受信範囲の中でも、建物や周りの機器で受けにくい場合があります。受信結果と置き場所を、説明書に沿って確認しましょう。

「対応地域と受信結果」を確認することがポイントです。

3. 受信するときの置き方を知る

電波を受信するときは、時計を腕から外し、説明書で案内する向きへ置きます。受信中は動かさず、終わるまで待ちます。窓際などが案内されても、どこでも同じように受信できるとは限りません。

受信するときの置き方を知る。代表的な時計を例に示した図です。
図3 受信するときの置き方を知る。代表的な時計を例に示した図です。

残りの電気や、時計が今どの機能の状態かで、受信ができない場合もあります。操作に反応しないときは、何度もボタンを押す前に条件を見直します。終了後は、途中の表示ではなく結果を確認します。

「受信前の条件」を確認することがポイントです。

4. 表示する地域を決める

ホーム都市は、ふだん表示する地域の時刻の基準になる設定です。住んでいる市そのものを選ぶとは限らず、同じ時差の地域を代表する都市を使う場合があります。

表示する地域を決める。代表的な時計を例に示した図です。
図4 表示する地域を決める。代表的な時計を例に示した図です。

都市を選んだら、日付とサマータイムの設定も見ます。地域の制度で時差が変わる場合があるため、古い時計の都市一覧が現在と合うかも確認しましょう。別都市の一時表示と、ホーム都市は分けて考えます。

「都市・時差・日付」を確認することがポイントです。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「対応地域と受信結果」、次に「受信前の条件」、最後に「都市・時差・日付」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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