磁気を発する身の回りの物と時計

置き方を考える基礎知識

磁気を出す物は、スピーカー、磁石付きのバッグの留め具、充電用品など身近にあります。外見だけで磁石の位置が分からない物もあるため、時計を密着させて置かないようにします。

1. 身の回りの磁気のポイント

針を使うクォーツ時計と機械式時計では、影響の受け方や残り方が違います。デジタルだから周囲の機器の注意が全部不要という意味でもありません。時計と機器の両方の案内を確認します。

身の回りの磁気を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。
図1 身の回りの磁気を理解するための図です。実際の形や表示は機種で異なります。

置き場所を変えてもずれが続く場合は、症状をメモして相談します。耐磁の表示があっても、磁石を直接当てて試さないでください。外した時計の定位置を、磁石から離れた場所へつくると管理しやすくなります。

磁気を出す物は、スピーカー、磁石付きのバッグの留め具、充電用品など身近にあります。

2. 磁石を含む物から離して置く

時計は、近くの磁気によって進み方が変わったり、一時的に止まったりする場合があります。磁石付きの留め具や、スピーカーなど、身の回りの物にも磁気を出す部分があります。

磁石を含む物から離して置く。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。
図2 磁石を含む物から離して置く。表示や外観を見て、型番に合う案内と照らします。

耐磁という仕様にも、対応する範囲があります。どんな磁石へ密着させてもよいという意味ではありません。時計と機器の注意事項を読み、時刻のずれが続くなら置き場所と症状を記録して相談します。

「周りの磁石と置き場所」を確認することがポイントです。

3. 安全な場所へ置いて保管する

外した時計は、落下やほかの時計との接触を避けて置きます。高温、多湿、磁石や薬品の近くなどは、機種の注意を確認します。柔らかい仕切りで分けると、ぶつかる傷を減らせます。

安全な場所へ置いて保管する。代表的な時計を例に示した図です。
図3 安全な場所へ置いて保管する。代表的な時計を例に示した図です。

長くしまうときは、電池式、ソーラー、機械式で必要な管理が違います。ソーラーなら光と充電、電池式なら停止後の放置、機械式なら再び使うときの始動を調べます。保管日と確認する日も残しておきましょう。

「保管環境と動力別の管理」を確認することがポイントです。

4. 変化を記録して相談する

時計の点検では、いつから、何が、どんな場面で変わったかが手がかりになります。止まる、ずれる、音が違う、留め具が外れやすいなど、気付いたことを短く書き出します。

変化を記録して相談する。代表的な時計を例に示した図です。
図4 変化を記録して相談する。代表的な時計を例に示した図です。

型番、使用年数、最後の電池交換や修理の記録、症状の写真を用意します。原因を自分で一つに決めず、分かる事実を伝えましょう。修理を頼む前に、見積もりと、部品交換の範囲を確認すると判断しやすくなります。

「症状と過去の作業記録」を確認することがポイントです。

5. 自分の時計で確かめよう

まず「周りの磁石と置き場所」、次に「保管環境と動力別の管理」、最後に「症状と過去の作業記録」を確認します。順番を決めると、似た情報を混ぜずに読みやすくなります。

確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。
図5 確認する項目を、時計の型番と一緒にまとめます。番号は説明用の例です。

仕様に書かれていることと、実際に確かめたことを分けてメモします。分からない部分を推測で埋めず、型番に合う説明書やメーカーの案内を確認しましょう。記録があると、お店に相談するときにも役立ちます。

言葉の意味と、手元の時計の状態を合わせて見ます。

一度に全部覚える必要はありません。図と手元の時計を見比べ、分かったことを一つずつ記録してみましょう。

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